少額からの不動産投資!「ソーシャル・レンディング」ってなに?

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(写真=ESB Professional/Shutterstock.com)

「クラウドファンディング」という言葉をよく耳にしませんか。実は、不動産投資の世界でも少額から投資できるクラウドファンディングが増えているのです。この記事では、「ソーシャル・レンディング」とも呼ばれるこの仕組みについて紹介します。

1万円から不動産に投資できる?!

不動産投資型クラウドファンディングは、クラウドファンディングを運営する会社が投資家から集めた資金を特定の不動産プロジェクトに貸し付け、その利益を再び投資家に分配するという仕組みです。投資家が直接プロジェクトに投資する形態と区別するために、広く社会から資金を募るという意味合いで、「ソーシャル・レンディング(lending=貸付)」とも呼ばれます。

個別株を買うように不動産プロジェクトを選定することができ、1口1万円程度からと、少額でも不動産へ投資できるのが魅力です。年率10%を超えるような高いパフォーマンスをうたっているものもあり、人気が出ています。

REITとソーシャル・レンディングの違いって?

不動産投資型クラウドファンディングと同じく、小口で不動産に投資できる金融商品がREIT(リート、不動産投資信託)です。米国から始まった仕組みですが、日本のものは特にJAPANの頭文字をとって「J-REIT」とも呼ばれます。REITは、不動産投資法人という企業のような形態をとっており、投資家はこの不動産投資法人に投資して「投資証券」を受け取ります。

不動産投資法人は、不特定多数の投資家や金融機関から募った資金を不動産物件に投資します。オフィスビルや商業施設、ホテル、倉庫や物流施設など、個人ではなかなか投資できないような大型物件にも投資できるのが魅力です。複数の物件に分散投資し、運用はすべてプロのファンドマネジャーに任せることができるのも特徴のひとつでしょう。

J-REITは投資信託の一種ですが、証券取引所に上場されており、株式のように売買ができます。価格は市場の需要と供給によって決まるので、10万円で買えるものもあれば、100万円するものもあります。価格は常に上下するので、元本割れすることもあります。

REITとソーシャル・レンディングの大きな違いは、ソーシャル・レンディングが特定の不動産プロジェクトに投資するのに対し、REITは不動産投資法人に投資することで運用するという点です。また、REITは基本的に分散投資なのでリスクは低くなりますが、その分パフォーマンスも低くなります。

現物不動産と小口の不動産投資、どっちがお得?

ソーシャル・レンディングは高い利回りで注目を集めていますが、まだ新しい手法であり、案件自体の不透明さを拭えないのがネックです。また、REITは上場商品なので流動性や透明性は高いものの、リスクが低いぶんリターンも抑えられがちです。一方、現物の不動産への投資は、この2つにはないメリットがあります。それは、現物資産がある分、金融機関からの融資が受けられるという点です。

他人のお金を使って投資ができる「レバレッジ効果」は、他の金融商品にはない不動産投資の強みです。フルローンで購入すれば、手元に資金がなくとも、不動産投資を始めることができます。また、REITやソーシャル・レンディングは、お金を出資したら分配金を受け取るだけです。ソーシャル・レンディングの場合は、案件の貸し倒れが生じる可能性も出てきます。

その点、現物不動産は物件が手元にあることが強みといえるでしょう。なぜなら、ローンを完済してしまえば、自分の手元には収益を生む物件だけが残ることになるからです。

現物資産が手元にある強み

このように、REITとソーシャル・レンディング、現物不動産への投資は、それぞれに一長一短があります。不動産を使った資産運用とひとくちに言っても、実際にはかなり性格の異なる金融商品です。ただ、老後の年金など社会保障が不安な昨今、現物資産が手元にあるということはそれだけで安心材料につながるでしょう。レバレッジを最大限活用した現物不動産へのチャレンジを検討してみてはいかがでしょうか。

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